母親と手をつないで入室します。お子さんの状態や病歴を聞きます。
診療室になれてもらいます。
お口の虫歯の状態、歯並び、お肉の状態を調べます。
お子さんのお口の状態と、診療の流れ、診療内容などをご説明いたします。
保護者了解に診療を進めます。
慣れた段階で、母子分離を行いますが、初診時の場合は同伴とします。
診査・診断・お子さんや保護者の協力度・通院条件・料金など
を立てた診療計画に沿って診療をすすめます。
お子さんの必要な処置が終了した時点で定期的管理を行います。
3~6か月に1度は来院してもらいます。
当院では、基本的にお子様にたいする歯科診療への協力をえるために、緊急の場合を除き、少しでも不安感を取り除くように説明し、治療器具を見せ、音を聞かせ、危険のないものは触らせます。
初めはほんの少しでもできれば褒めてやりましょう。次回以降の診療がお子様にとって安心して通院できるように、努力しております。
Q. 初めての前歯がはえてきました。何歳くらいから歯医者さんで見てもらうといいのでしょうか?
A. 初めての歯が生えた7か月頃、お母さんのメインテナンスのときにお連れ頂くのが、本当は理想的です。
虫歯菌がお口にいない赤ちゃんの頃から、歯ブラシや歯医者さんのケアになれておくと歯医者さんを怖がらず、痛い思いもせず、結果的に、お母さんにとってもらくなのです。フッ素はこのころから、毎日ほんの少量を使っていただきます。
はえたての軟らかい歯を、フッ素が守ってくれるからです。1000ppm程度のごく濃度の薄いスプレーか、子供用の500ppmのジェルをゴマ粒程度使います。
前歯にチョコチョコとぬってあげましょう。1000ppmのフッ素は味が薄く、小さな赤ちゃんにも「ベーッ」とされにくく使いやすいと思います。
Q. うちの子、仕上げ磨きをいやがってなかなかじっとしていてくれません。どうしたらいいのか、悩んでいます。
A. それなら、フロスをつかってみましょう。歯ブラシ嫌いのお子さんも、フロスなら意外にいやがりませんよ。トントンと歯間にとおしておくだけで歯をまもる効果絶大。ぜひおためしください。
お口の成長とともに赤ちゃんの食生活はおっぱいから離乳食へと変化していきます。おっぱいから取っていた栄養を、今度は食事からとるようになるのです。からだがおおきくなるとおっぱいの栄養だけでは間にあわなくなってしまうからです。ただ、離乳食になったからといって、おっぱいが必要なくなるのかというと、そうではありません。このころのおっぱいは、栄養源としてよりも、むしろ赤ちゃんに安心をもたらす心のよりどころとして重要になってくるのです。
そこで重要なのが、歯のケアです。とくに上の前歯の裏側、つまり乳首のあたるところは虫歯になりやすい場所。おっぱいを飲みながら寝てしまうこの頃は特に注意が必要です。ふだんからほにゅびんや甘いジュースやイオン飲料を入れて飲むのはとても危険で、上の前歯の裏が集中的の溶けてしまいます。また、3歳前になると、乳歯の大きな奥歯が生え、大人とおなじような食事ができるようになります。この乳歯の奥歯は歯冠がコロンとして大きく、歯間に汚れが溜まりやすい形で、ここもチェクポイントです。フロスでチョコチョコとお掃除すること、毎日フッ素をぬることだけでも結果はまるで違います。
1歳くらいから奥歯が生えはじめ、
3歳くらいで生え終わって乳歯列が完成します。
3歳ごろには乳歯が奥歯まで生えそろいます。